矯正治療後について
保定期間
保定期間とは？
歯が目標の位置まで移動したら、そこに安定させるための「保定」が必要です。
矯正装置を外したばかりの歯は動きやすいため、「保定」で後戻りを防ぐ必要があります。
保定装置がマウスピース型の場合は、最初の1年は22時間、その後は毎日就寝時に装着します。
数ヶ月に1度の頻度でご来院いただいて、後戻りしていないか経過を確認します。
保定期間も歯の移動期間同様に個人差があり、2年程度は保定装置を使っていただく必要があります。
メンテナンス・オプション『エアフロー』
ブラッシングのしやすい綺麗な歯並びを手に入れても、むし歯や歯周病になる可能性は0にはできません。
矯正後の保定を継続されない場合も、綺麗に整えた歯並びを維持するために、クリーニングなどケアを続けていきましょう。
当クリニックではエアフロープロフィラキシスマスターによる保定後のメンテナンスも承っております。
エアフロープロフィラキシスマスターとは
予防歯科先進国スウェーデン式の予防法『GBT』に基づいてスイスで開発された最新の機器です。
GBTとは『Guided(ガイデッド) Biofilm(バイオフィルム) Therapy(セラピー)』の略で、新しい歯周病治療・メンテナンスの仕組みです。
従来のクリーニングは歯石を取り除くことを主軸に、超音波器具による歯石除去を重視して行ってきましたが、GBTでは、バイオフィルムの除去に着目しています。
バイオフィルムとは、むし歯や歯周病の原因菌のかたまりです。
ネバネバした膜のような状態で歯の表面にピッタリはりついているので、簡単には剥がれません。
しかしエアフロープロフィラキシスマスターでは、水に溶ける細かいパウダーフローによって、一度の処置でバイオフィルム、ステイン(着色)、初期の歯石までも除去しながら、歯の表面研磨も同時に行うため、患者さんの負担少なく、歯面をツルツルに仕上げることが可能です。
しかもパウダー粒子が小さいため、お口の中での当たりもソフトで、小さなお子さんから矯正中の方まで幅広く対応可能です。
