こんにちは。
北九州市戸畑区の歯医者「あやめ矯正歯科クリニック」です。
皆さんは普段、鼻呼吸ですか。
それとも口呼吸ですか。
呼吸は無意識にしているものなので、急に聞かれると迷ってしまいますよね。
基本的に、呼吸は鼻でおこないます。
口呼吸がよくないのはなぜでしょうか。
実は、口呼吸をすることは年齢や性別を問わず、歯や全身の健康と深い関係があるのです。
口呼吸が歯へ影響すること
歯へ影響することのひとつとして、歯並びがあります。
歯並びは、遺伝や骨格の大きさが影響することはありますが、それだけではありません。
お口の周りの筋肉がしっかりしていることで歯並びが変わることもあります。
口呼吸をしてみてください。
その次に鼻呼吸をしてみてください。
鼻呼吸をするときに唇を閉じるので、口呼吸をしたときに比べると、お口の周りに力が入りませんか。
口呼吸をすると、お口がポカンと開いた状態になり力が入りません。
ポカンと開いたままが続くことで、だんだんと前歯が出てきてしまい「出っ歯」の状態になりやすいのです。
また、お口周りの筋肉の発達は、顎の成長も促します。
歯が生えるタイミングと顎の成長のバランスがとれていないと、歯の並ぶスペースが確保できずガタガタの歯並びになる可能性もあります。
他にも、口呼吸をすることでお口の中が乾燥して唾液の量が減ります。
唾液の量が減ると、お口の中の細菌を洗い流す働きが弱まるため、むし歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。
口呼吸が全身へ影響すること
空気中のウイルスや細菌が体内に入る場合、鼻呼吸であれば鼻毛や鼻水で侵入を防いでくれます。
しかし、口呼吸の場合洗い流してくれる唾液の量が少ないため、ダイレクトに喉や体内に侵入してしまい風邪や感染症、アレルギーなど体調不良になりやすくなってしまいます。
また、鼻と口とでは脳までの距離が違うので、行き渡る酸素の量も変わります。
鼻呼吸をすることで、脳への酸素の量が多くなり集中力が高くなるので、勉強や仕事の効率にも影響がでます。
口呼吸の対策「あいうべ体操」
できるだけ意識して鼻呼吸をおこなってもらいたいのですが、なかなか難しいところもあります。
意識だけでなく、口呼吸にならないように、お口周りの筋肉を鍛える方法として「あいうべ体操
」を活用してみてはいかがでしょうか。
これは、「あ、い、う、べー」とお口を大きく開けて20〜30回を目安に動かします。
「べー」のときは舌も出してください。
声は出さなくても大丈夫です。
これを続けていくことで、自然と鼻呼吸へと変化が期待できます。
お子さまに関しては、あいうべ体操以外にマウスピースを使用
してのトレーニング方法もありますので、歯科医院でご相談ください。
あやめ矯正歯科クリニックでは、歯並びの見た目以外にも全身の健康に影響するかみ合わせの改善も目的におこなっております。
小児から成人まで年齢を問わず、歯並びに関する疑問や不安がある方はご来院ください。