皆さまこんにちは。
 
北九州市と戸畑区の「あやめ矯正歯科クリニック」です。
 
 
「日本人はカルシウムが足りてない！？」そんなこと初めて知ったという方もいらっしゃるかもしれませんね。
 
日本人の食事ではカルシウムの摂取量が少ないのが特徴です。またカルシウムは、食事からの摂取だと吸収の悪い栄養素とも言えます。
 
ではどのくらい、日本人に「カルシウム」が足りていないのかを一緒に見ていきましょう。
 
 

 
日本では、国民の健康状態、生活習慣、栄養摂取量を把握するため、国民健康・栄養調査というものが実施されています。
 
カルシウム摂取量は、平成30年に行われた国民健康・栄養調査においても成人男性の推奨量が750～800mgのところ摂取できている量は514mg、成人女性の推奨量650mgのところ497mgと、大幅に足りていない傾向にあります。
 
では、歯になんらかの影響はあるのでしょうか？
 
大いにあります。歯を支える組織や健やかに保つ唾液に影響をおよぼすからです。カルシウムの量が足りないと唾液が十分に分泌されないのです。
 
そうすると唾液に含まれるカルシウム成分が少なくなり、再石灰化が十分に行われない可能性があるのです。
 
その結果、むし歯が進行する可能性が高くなります。
 
お子さんの場合は乳幼児期のカルシウム摂取がとても重要になります。
 
永久歯は乳歯の下に少しずつでき始める時期なのでカルシウムが足りないと永久歯を弱くする原因になります。
 
カルシウムを積極的に摂取することは、とても大切なのです。
 
 

手軽で効率よくとれる食品はカルシウムを豊富に含む「牛乳」です。
 
カルシウムは吸収されにくい栄養素なので、同時にカルシウムの吸収率を高めるビタミンD、骨に定着させる働きがあるビタミンCを一緒に摂取しましょう。
 
そのほかで、普段の食事で取り入れやすいカルシウムが豊富に含まれているのは、つぎの食品です。
 
カルシウムが豊富な食品
・乳製品（牛乳、チーズ、ヨーグルトなど）
・小魚
・大豆
・ひじき
・小松菜など
 
ビタミンD、Cが多く含まれている食品は以下になります。
 
ビタミンDが豊富な食品
・きのこ類
・魚介類
・卵類
・乳類
 
ビタミンCが豊富な食品
・果実類
・野菜類
・いも類
 
さまざまな食材に含まれているので、工夫しながら毎日の食事に積極的にカルシウムを取り入れてみましょう。
 
きっと食事がより豊かなものになりますよ。
 
 
あやめ矯正歯科クリニックでは、小児矯正も数多く行っております。お子さんの歯並びが気になりましたらお気軽にご相談ください。