シニア世代の矯正治療
シニアの矯正治療とは?
中高年になると矯正治療はできないと思われている方が多くいらっしゃいますが、矯正治療に年齢制限はなく、どの年代の方もご相談いただけます。
中高年の方に矯正治療を行う際は、歯と歯ぐきの状態を見させていただき、持病の有無などによって適切な方法をご提案いたします。
治療内容や治療期間は個人差がありますので、まずはお問い合わせいただき、無料相談にお越しください。
中高年(シニア世代)の矯正器具の紹介
01 マルチブラケット矯正装置(表側矯正)
歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる留め具を接着剤で固定し、そこに金属製のワイヤーを通して歯を動かす一般的な矯正です。
ブラケットは従来銀色のものが使われていましたが、当院は標準治療で透明のブラケットを採用しています。
透明なブラケット+銀色のワイヤー | 費用:550,000円(税込) |
---|
※別途、調整・管理料(5,500円(税込)/月)がかかります。
ホワイトワイヤーでさらに目立ちにくい
ブラケットに加え、目立ちにくい色のワイヤーを使用することもできます。
当院では、銀色のワイヤーよりも目立ちにくい白いワイヤーを選んでいただくこともできます。
透明なブラケット+ホワイトワイヤー | 費用:660,000円(税込) |
---|
※別途、調整・管理料(5,500円(税込)/月)がかかります。
02 マウスピース型矯正装置
透明で目立ちにくいマウスピース型矯正装置(SureSmile)を採用しています。
口腔内カメラでデジタルスキャンしたデータをもとに、マウスピースを製作。そちらをご自身で着脱していただく矯正法です。
ブラケットやワイヤーよりも目立たなく、違和感が少ない特徴があります。
CTで顎の骨なども撮影し、型取りだけでは分からない部分まで診断を行うので患者さんのお口に適した、より精度の高い治療計画が可能。
また、データを利用して治療後のシミュレーション画像が作成できるので、治療後の仕上がりをイメージして頂ける様にシミュレーション画像を見て頂きながらわかり易く丁寧にご説明いたします。
※一部症例には対応できない場合もあります。
SureSmile(シュアスマイル) | 費用:440,000円~858,000円(税込) |
---|
※別途、調整・管理料(1STEP)2,750円(税込)がかかります。
マウスピース型矯正装置(シュアスマイル・アライナー)のリスク・注意事項
- 歯の動き方には個人差があります。
- マウスピースの装着時間が短いと計画通りに歯が動かない場合があります。
- マウスピース型矯正装置に適応できない場合があります。
- マウスピースに慣れるまでは発音しにくかったり違和感が出たりすることがあります。
03 リンガルブラケット矯正装置
歯の裏側に、ブラケットとワイヤーを装着する治療方法で、幅広い症例に対応可能です。
表側からは見えないため、日常生活でも人の目を気にせずに歯並びを治すことができます。
フルリンガル(上下裏側ワイヤー矯正) | 費用:990,000円(税込) |
---|---|
ハーフリンガル(上は裏側・下は表側のワイヤー矯正) | 費用:880,000円(税込) |
※別途、調整・管理料(6,600円(税込)/月)がかかります。
外科的矯正治療
歯科矯正用のアンカースクリューは、ミニインプラントとも呼ばれており、矯正治療に歯を支える骨(歯槽骨)に直接埋め込みを行う際に使用する小さな金属のことです。ワイヤー矯正などと併せて使用します。
このアンカースクリューは、矯正治療において「短期間での治療期間や抜歯などのリスクの回避」を目的に使用される補助的な装置です。
治療中の痛みや治療期間など気になる方はお気軽にお問い合わせください。
矯正用アンカースクリュー埋入(1本) | 費用:22,000円(税込) |
---|
治療の流れ
STEP01
ご相談のご予約
当クリニックでは、お一人おひとりのご相談を丁寧にお聞きするため、完全予約制を取り入れております。
WEB予約システムにて24時間予約が可能ですので、まずは初診相談のご予約をコチラよりお願いいたします。
STEP02
無料初診相談(30分)
歯並びや噛み合わせの症状やお悩み、気になることなどをお伺いいたします。
また、実際に歯並びと噛み合わせの状態を確認し、初回のご相談の時点で考えられる治療方法や治療期間・費用などおおまかな説明をさせて頂きます。
STEP03
精密検査(60分~90分)
ワイヤー矯正精密検査 | 費用:33,000円(税込) |
---|---|
マウスピース型矯正精密検査 | 費用:44,000円(税込) |
① 口腔内写真、お顔の写真の撮影
矯正治療を行うと、お口の中はもちろん、お顔立ちも変化していきます。治療経過を比較するため、歯並びやお口の中全体、お顔の撮影をします。
② CT・レントゲン撮影
歯根の位置や長さ、顎の骨の状態、親知らずの状態などを把握するため、CTとレントゲンの撮影をします。
CT画像を精査・分析することで、歯と顎の骨の状態を上下・左右・前後と立体的に把握することができます。
歯と顎の骨の位置関係を示す平均値に対して、どのくらい差異があるのかを算出できますので、お悩みの解消に向けて必要な処置をより具体的に示し、効率よく歯を動かすための計画を立てることが可能です。
③ 歯型取り
患者さんの歯型の模型を製作するため、歯の型取りを行います。作製した模型は、診断する際に使用します。
④ 光学3Dスキャンによる歯型の撮影(永久歯歯列のみ)
口腔内を立体的にスキャニングできるデジタル装置を使用します。
コンピューター分析を行い、精緻な歯型を撮影します。撮影したグラフィックをその場でチェックできます。
⑤ 口腔内・顎・噛み合わせ検査
むし歯や歯周病、顎の状態や噛み合わせの確認、口唇閉鎖力測定など、お口全体の状態を把握し、矯正治療に必要な検査を適宜行います。
STEP04
治療方針と診断結果のご説明(30分)
検査結果の分析と診断結果、治療方針についてご説明します。治療方針と費用について同意をいただいた上で、治療を開始します。
費用 | 無料 |
---|
STEP05
矯正治療開始
治療の開始にあたり、必要に応じてクリーニングを行います。
お口の中全体が健康で清潔な状態になってから、矯正治療を開始します。
当院ではエアフロープロフィラキシスマスターを使用したパウダークリーニングを行います。
非常に粒子の細かい水溶性パウダーで、むし歯や歯周病の原因であるバイオフィルムを除去します。
歯の表面はもちろん、歯ぐきの中、早期の歯石まで除去することができるうえ、お口の中での当たりもソフトで、痛みを感じにくいことが特徴です。
STEP06
調整・定期来院
1ヶ月に1度の頻度でご来院いただき、歯の動き具合を見ながら装置を調整します。
歯を動かす期間は、元の歯並びや骨格によって個人差がありますが、一般的には1~3年ほどを見込んでいます。
STEP07
保定装置の製作・経過確認に通院
歯が目標の位置まで移動したら、そこに安定させるための「保定」が必要です。
矯正装置を外したばかりの歯は動きやすいため、「保定」で後戻りを防ぐ必要があります。
保定装置がマウスピース型の場合は、最初の1年は22時間以上(食事の時以外)、その後は毎日就寝時に装着します。
数ヶ月に1度の頻度でご来院いただいて、後戻りしていないか経過を確認します。
保定期間も歯の移動期間同様に個人差があり、2年程度は保定装置を使っていただく必要があります。
保定装置料 | 費用:33,000円(税込) |
---|
STEP08
治療完了
治療が終わってから約2年経過し、保定終了を希望される場合、治療は終了となります。
引き続き保定管理を希望される場合は、保定装置の使用を継続していただくことも可能です。
矯正治療に伴う一般的なリスクや副作用
- 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間、追加の外科手術に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。
むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。
また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。 - 歯を動かすことにより歯根が吸収され短くなることがあります。
また、歯茎がやせて下がることがあります。 - ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ほっぺた、唇、舌などに口内炎や傷ができることがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 矯正治療中に歯の動揺(ぐらぐらすること)がおこることがあります。
また治療終了後に、歯の動揺が長期間にわたり続くことがあります。 - 歯の裏側に装置が付く場合、慣れるまで話しにくくなることがあります。
- 治療途中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- さまざまな問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、かみ合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在のかみ合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。
加齢や歯周病などにより歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。
その場合、再治療などが必要になることがあります。 - 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。