こんにちは。
 
北九州市戸畑区の歯医者「あやめ矯正歯科クリニック」です。
 
 
お子様の歯並びが心配……とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
 
歯列矯正には、成長期だからこそ行えるものがある、と聞いたことはありませんか？
 
その中でも、今回は「急速拡大装置」という方法について、その特徴とメリットをお話しします。
 
 

大人になってからの矯正では、抜歯をするケースも少なくありません。
 
しかし、成長期にこの装置を使用することで、抜歯することなく歯列矯正をすることが可能になるのです。
 
というのも、歯並びが悪くなる原因のひとつに、上顎の幅の狭さが挙げられます。
 
成長期に、上顎が適正な大きさまで発育できなければ、すべての歯がきれいに並べず、ガタガタの歯並びになってしまうリスクがあるのです。
 
そうなってしまってから矯正治療を行なうと、抜歯が必要となるでしょう。
 
早めに対処して顎の大きさを拡げる処置を行えば、抜歯を避けられる可能性が高まります。
 
そのため、急速拡大装置を使って、上顎の幅を横に拡げていきます。
 
急速拡大装置は、患者様ご自身で取り外したりすることはなく、おくちの中に固定した状態で使用します。
 
装置の中央あたりにネジがついており、それを回転させることにより上顎を横方向へ拡大していきます。
 
上顎の骨は、左右2枚の骨が合わさって出来ているのですが、成長期にはまだ完全にはくっついていません。
 
成長期に強い力をかけて上顎を横に拡げることで、2枚の骨の間にスペースを作ることができるのです。
 
永久歯のスペース不足を改善させたり、下顎が横方向に成長するのを手助けしたりしてくれます。
 
 

急速拡大装置は「急速」というだけあって、短期間で広いスペースを作ることができます。
 
実際にどのくらいのペースかというと、個人差はありますが、2週間で6mm程度は拡大できるといわれています。
 
一般的な歯列矯正で歯を動かす速度は、1カ月で0.5mm程度といわれていますから、圧倒的に速いことがわかりますね。
 
また、固定式装置の急速拡大装置は、取り外し可能な装置とは違い、つけ忘れや紛失する恐れがないので、確実に効果を得ることができます。
 
お子様が外していることに気づかず、しばらくつけていなかった！などと心配する必要がありません。
 
 
当院は、矯正専門で診療を行っており、さまざまな年齢に合わせた治療をご提案しております。
 
初回無料相談も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。